2011/09/25
お知らせ

じゃあこの人誰?!

先日、妻が最近テレビで観た特集が話題に持ち上がったのですが、

「子供が大きくなって宿題教えて!って言われても教えてあげられないかも・・・」と言うのです。

どうしてか尋ねてみると、最近の教科書は様変わりしているようなのです。

よく知っているものを例に挙げると、

・聖徳太子は、今や教科書では「厩戸皇子(うまやどのおうじ)」と教えられている。
よく知る一万円札の肖像がも、架空の人物を描いたものらしく本人かどうか怪しいらしい。

・鎌倉幕府の成立は「1192年(いい国作ろう鎌倉幕府)」ではなく、学校でも壇ノ浦の戦いの
年で1185年と教えている。

・大阪府堺市にある歴史のテストでは必ず出たのではないかと思われる鍵穴型の日本一大きい
古墳は、今は仁徳天皇陵と呼ばず、「大仙古墳や大仙陵古墳(だいせんこふん)」と言うらしい。
後の研究で仁徳天皇が埋葬されていない可能性が出てきたためである。

・犬を連れた浴衣姿の西郷隆盛像も本人の肖像画ではない。実際は、弟の従道と従兄弟の
大山巌を足してモンタージュして書かせたもの。事実、上野前の西郷隆盛像の除幕式のとき
立ち会った奥方が、「こげんなお人じゃなかった」と発言したと言われている。
本人は浴衣も着ないし、犬嫌いだったらしい。

・英語の筆記体はもう学校では教えていない。最近の若いアメリカ人やイギリス人さえ、
書けないし、読めない人が多い。今は多くのアメリカ人も祖父母世代が手紙で使う程度らしい。

もうこの辺まで来ると、今まで学生時代に詰め込んできた知識はいったいなんだったんだろうと

思います。知らない人の顔を覚えたり、埋葬されていないかもしれない人のお墓の名前を覚えたり、

本国の人が読めないような字体を覚えたり・・・。

 妻が見た番組でも、違う回答をする親に子供が「それ何?違うよ!(笑)」って笑われていたらしい

ので、娘が大きくなって、「勉強を教えるため」の勉強が必要かもしれないと思う今日この頃です。

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